PEOPLEフドーで働く社員

現在の業務内容

自社製品の熱硬化性樹脂成形材料を扱っています。中小成形メーカーから大手メーカーまで対応しており、定期的な情報交換や自社製品の提案、共同開発などをリモートと出張を併用して行っています。また、社内向け業務として、売上の分析や会議資料・報告書の作成などを行っています。

安心と信頼を営業に乗せて

西日本エリアの既存のお客様をメインに担当しています。コロナ禍以降は社内会議やお客様との面談もリモートが多く、在宅勤務5割、出社3割、出張2割のイメージで仕事を行っています。仕事のスタンスとしては、一般的な営業のイメージとは異なり、化学系メーカーの営業としてデータを用いたロジカルなサービスを重視しています。

私は新卒入社後、研究職での研修を経て4年ほど品質管理・品質保証の業務を行いました。社内の品質上、製造上の課題の改善からお客様との品質相談まで行っていました。メーカー営業ではお客様からの技術的な相談や品質面の相談をよく受けます。そのため私は、当時の品質管理のスキルを基に、お客様に製品の技術的な提案だけではなく、お客様の工場の品質改善の提案なども行っています。お客様の相談の裾野が広く、頼られる営業を心がけています。

これまでに印象に残った業務では、大手電機メーカー様から弊社材料の品質面のトラブルと開発案件、そして価格面の交渉が重なったことがありました。お客様と協力して詳細なデータを集め、頻繁に訪問を重ねて腹を割った話から、技術面・品質面の知見を活用した交渉も行いました。その結果、トラブル以前よりもお客様との信頼が深まり、開発もうまく進んだことで、お客様からの売り上げも伸びました。また、これを機に、当時のメーカーの担当者様から一番の相談相手として信頼されていたことが自信につながりました。
自己評価としてコミュニケーション能力が高いとは言えませんが、誠意ある対応と自分のバックボーンを活用して、日々の業務を行っています。

3歩先のための1歩を

私はこれまで既存のお客様からの相談を多く対応してきましたが、今後は新たなお客様に対して、自社製品の新たな価値・需要の創出を目標としています。
実際に新規のお客様と協力した材料開発や市場開拓も行っています。熱硬化性樹脂成形材料の市場は成熟した市場のため、新たな需要を見つけることが大きなテーマとなっています。世の中ではEVやスマート農業、ドローン、宇宙産業など産業の転換期を迎えている業界が多くあります。私たちの製品は多種な用途での実績が多く、材料の信頼性が高いことが強みです。その強みをアピールしたそれぞれの市場の重要部品に需要創出のチャンスを感じています。
これからの取り組みが私たちの製品の新たな価値を生み、その価値が将来的に今後の事業の柱に成長出来ればと思っています。私はそのはじめの1歩をチームの仲間と生み出していきたいです。