営業本部
構造材営業グループ
2011年入社(新卒)
Y.H
当社のCFRP製品の営業活動を行っています。
既存のお客様からの引合いに対して、設計段階から携わり、製品納入を工場と連携しながら進めています。また、納期や品質のお問合せに対して、当社の窓口としての役割を担い、社内の関連部門へ働きかけて、お客様へフィードバックを行っています。
新規顧客の開拓も重要な業務です。当社製品の特長とお客様のニーズがマッチする市場の予測を立てて、開拓のための企画立案や実行を担当しています。
伝書鳩ではなく司令塔として機能することを意識しています。お客様や工場からの希望・要望をしっかりと腹落ちさせて上で、自分自身の考えもプラスしてお客様や社内の関連部門に働きかけて提案を行い、製品納入までの流れが少しでもスムーズに進むよう、心掛けています。
また、新規顧客の開拓にも積極的に取り組んでいます。ターゲットとする市場を選定し、相性の良い展示会への出展を計画し、Web上での当社製品の情報掲載や当社HPの更新等にも取り組んでいます。
これらの活動の背景として、入社9年目まではCFRP製品の開発業務をメインに担当していたことがプラスに作用していると考えています。技術的な知見や根拠を持って、当社製品の営業活動に関われることは自分自身の強みになっていると感じています。
学生時代は畑違いのナノ材料の分散技術を研究していました。そのため、研究内容が今の業務にそのまま活かせる訳ではないのですが、研究を通して学んだPDCAサイクルを回す考え方は、現在の業務の進め方にも通じるものがあります。
印象に残っている仕事としては、入社8年目に営業業務と開発業務を兼務し、社内的に実績が無い新規製品の引合いに対して、お客様との仕様調整の打合せや社内での設計業務、工場の生産工程管理など、製品納入に至るまでの全ての工程を担当したことです。多くの業務を担当する中で、自分自身が一部ミスを犯してしまい、一時は納品が危ぶまれる状況に陥ったのですが、お客様や社内の協力を得ながら、最終的には無事に納品が完了しました。お客様とは現在、リピートの注文も頂ける関係性になっています。
当時は納品まで不安な日々が続きましたが、積極的に新しい事に挑戦した経験、ミスをミスのままで終わらせずに関係者の協力を得て状況を好転させた経験は今の糧になっています。
当社のCFRP製品には、昭和50年代に開発が進められ、今もなお主力製品として事業の収益に貢献している製品があります。開発に携われた先輩方のおかげで、我々が支えられている側面があり、先輩方には感謝しかありません。私自身も、事業の基盤となり、社会に必要とされる主力製品の開発に営業として携わることが目標です。
また現在は、お客様からの引合いや問い合わせに対してどのように対応するか、新規顧客をどのように開拓するか、ということに重きを置いて日々活動しています。一方で、CFRP事業は規模感としてはまだまだ小さく、どのように事業を成長させていくか、が課題ですので、長期的な事業の戦略が描けるよう、俯瞰的な視点も持って事業に関わることも目標にしています。